バランスシート(B/S)は残高っていうこと

2020.12.28

決算書の表紙をめくって、最初に出てくるのは、

貸借対照表です。

 

一般的にB/S(ビーエス)とかバランスシートとも言います。

左側の借方(かり)と右側の貸方(かし)の左右が一致するから、

バランスシートなのかと思っていました。

そのように思っている人は少なくないと思います。

 

英語のBalanceは「平均する」の意味とは別に、

「残高」という意味があります。

金融の世界ではほぼ例外なく「残高」の意味でBalanceが使われます。

たしかに、海外のホテルに宿泊した時にもらう明細の一番下に、

Balanceと書かれています。

これは支払残高の意味なんです。

では、なぜ貸借対照表のことをBalance sheetと呼ぶのでしょう。

これは正確に表現すると財産残高一覧表という意味なのです。

 

そもそも、貸借対照表というと、貸借の主語がよくわからなくて、

誰から見た貸借なんだ?と混乱してました。

当時の先生からは、

無理やり、かりたものは左で、

かしてもらったものは右と、

「理屈ではなく覚えろ」と教えられたものです。

そういうものか、ま、ええわ。

 

でも持てよ、金融機関からの短期や長期の借入金は、

たしか右にあったような。

借入金が貸方?

なんだか、訳がわからんくなってきた。

 

英語で借りるは、「Debit」貸すは「Credit」

こう考えれば頭の中で整理されます。

 

借入金だけで見ると、

貸方は信用(Credit)で借りた:右

借りた物(Debit)を現金や物に変えた:左

1事業年度の1度の時点(20✖︎1年3月31日)の

財産残高一覧表。

といえば、わかりやすいか。

財務3表一体理解法(著)國貞克則