せめて原価償却くらい知っておこう

2021.01.06

財務会計はこれから、デジタル社員がする時代になってきます。

記帳も仕分けもデジタル社員がやってくれます。

今までのようにリアル女性事務員さんが、

伝票からパソコンに入力し、日々の業務が遂行されていました。

財務会計のことは担当に任せばいい、

わからなければ、担当に聞けばいい。

今はそういう時代ではなくなったということです。

 

 

ということは、

基本的な管理会計の知識と流れを知らないと、

データとなる数値を導き、

活用し、それらをないがしろにしていると、

経営判断ができないということです。

後述しますが、財務会計の流れがわかっていないと、

デジタル社員の採用(AI会計システムの導入)の際に、

社長が戸惑うことになるということなんです!

 

ある娘婿後継者との会話

前社で娘婿の義兄と話ししてた時です。

彼は娘婿後継者で、社長に就任して3年近くが過ぎようとしていました。

彼は公務員家庭に育ち、婿に入るまで彼も公務員でした。

大人しくて、人の話をよく聞くタイプです。物腰は柔らかですが、

プライドが高く、喜怒哀楽の感情を表に出しません。

中小企業の経営者には珍しいタイプです。

 

ただ、義兄との会話で気になることがよくありました。

言葉の節々に「ん?」や「え?」

など違和感が多いと感じておりました。

先日、話ししていてその違和感の正体が、

彼の勉強不足ということにたどり着きました。

 

娘婿 「北陸営業所で事故があっただろ。車を買い換えようと思うんだ」

私  「たしか12年落ちで、今度5回目の車検でしたよね」

娘婿 「そうなんだよ。ちょうど2月だし、今期はそこそこ利益も上がってるし」

私  「そうなんですか。。」

娘婿 「ちょうどよかった。次年度は売上期待できないからな」

私  「〇〇さん、それ、減価償却になるので、一括損金計上はできませんよ」

後継者「いや、そういう問題じゃないだろ!」

私  「。。。」

 

中小企業の社長に財務の知識は必要か

みなさん、お分かりのように、

彼の基本的な財務や会計の知識不足が露呈されてしまいました。

私はその場では彼のプライドなども考慮して、

別の機会に基本の流れを教えることを伝えました。

 

基本的な知識と言っても、

そこまで現役の中小企業の経営者にとって必要なものなのか?

経理に任しているし、信頼してる。

自分は現場に出て実益を稼いできた方が効率もいい。

そのように言われる方もいらっしゃるでしょう。

確かにそうですね。例えば、

決算書の損益計算書の「経常利益」の数字しか見ない人もいますし、

特に金融機関と交渉する機会の少ない、

いわゆる儲かってる会社の中小企業の社長は、

自分の会社の自己資本比率が何パーセントあるか、

自社株の純資産価額なんて意外と知らない方多いです。

 

よかったんです。今までは。

これからの時代は、デジタル社員が実務をやる時代。

何故こうなるかなどの疑問を数値を参照しながら、

経営者が答えを出して、方向性を示し、金融機関と交渉し、

有利に話を待っていく必要はあると思います。

これからの時代、人口減少に加え、

人間が本来すべきこととデジタルAIに任せることが求められます。

デジタルに任せるからこそ、

システムがどうなってるかを理解するのに、

財務の基本知識が必要になってきます。

 

本題とは余談ですが、

AIシステム導入しようとするみなさんへ。

 

慣れるのに時間が結構かかります。

どれが商品で、どれが材料か。

商品をどのルートで注文し、

入荷したら一旦在庫処理して、

現場で使用して、

出荷するまでのチャートなどを設計し、

修正し、最適化していくのに、

混乱とカオスの中で戦うイメージです。