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お前が言うな

2022.06.20

事業承継

神戸岡本の高級住宅街。

休日の昼下がり。岡本を散歩しました。

麦わら帽子に作業着で三脚にまたがった庭師さんのチョキチョキ音が心地がいい。

私は路面に敷かれたブルーシートに処理された端末の寂寥累々を眺めていました。

 

先日、とある事業承継の専門家が集まる会合に出席したときの話。

そこに同席した女性税理士の発言が気になりました。

「枝の剪定をしましょう」

伸びた枝葉を家系図にたとえ相続によって分散した自社株を集約する。

それとオーナーシップが希薄化するのを防ぐ意味で女性税理士は発言しました。

なるほど。言い得て妙な表現です。

相続によって自社株が非就業家族の縁故者に拡散するのは避けたい。

そう思われるオーナー経営者は少なくありません。

ごもっともです。

 

しかし、私はこの表現に警鐘を鳴らしたい。

事業承継のようなクローズドな業界の隠語として使用するのはいいのかもしれません。

これをオーナーさんや親族さんに「枝の剪定」と表現するのは如何なものか。

憎しみあったファミリーでも自分の家族や一族のことを外部の人間に言われたくありません。

憎悪の中にも血筋です。

外部が触れてはならない琴線が多いのも同族。いやここは血筋と言った方がいいかもしれません。

われわれ、事業承継に携わる関係者は「集める」とか「丸める」など、同じ意味でも細かな表現の気配りも必要です。

 

幼少期に悪ガキから言われて激情したのを思い出しました。

「お前のカァチャン出べそ」

そう言われてムカついた経験はありませんか?

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