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稚拙な営業マンと後手に回る政府のおかしな関係

2021.05.11

余談

若い営業マンから電話がかかってきました。

「御社のホームページをAI管理するシステムをリリースしましたのでモニターになってください。」

「はぁ、システムのモニターですか?」

「はい。弊社で御社のホームページを作成して、AIで自動管理できるシステムです!」

「ん?システムのモニターになってほしいのですか?それともホームページを作りたいのですか?」

「えっ、、あ、っと両方です!!」

 

いったい何を目指してゴールしようとしているのか。

アポ電戦略の優先順位を決めていない営業トークに困惑し、その先の彼の最も伝えたい話が入ってこない。

あれもこれもじゃ、わからないし不信感にも繋がります。

なにもこれは稚拙な営業スキルの話だけではなく、コロナ禍でゴテゴテに回ってしまう政府の状況と酷似していると感じました。どちらも共通するのは、そこに優先順位という思考がないということです。

戦前も今も変わらない体制

戦前と戦中、そして現在の国家運営には少なくとも3つの共通点があります。

戦前・戦中は北進と南進を両方進めた軍事路線によって、人も金も疲弊しました。

コロナ禍で緊急事態宣言の発令と同時に「GoToトラベル」事業で事態は悪化しました。また、これを教訓とすることなく3度目の緊急事態宣言で延長は発令しながら大手百貨店に緩和措置を取った。結局、その矛盾が国民から不信感を持たれることになります。

2つめは、言われて久しい縦割り行政の弊害です。ワクチン接種やコロナ病床の確保が滞る事情は様々ですが、省庁間や中央と自治体の連携が乏しいこと。

ワクチンの管轄は厚生労働省でしょ。

そんで自治体との調整は総務省。

輸送は国土交通省。これではどこかで齟齬がおきますよね。

戦前・戦中の縦割り体制はもっとひどい。陸軍と海軍の仲の悪さは周知の通りで、予算や物資を取り合いし、派閥抗争も続きました。外務省でも英米派と枢軸派の派閥がありました。今も昔もそれぞれの専門分野は卓越しているが、全体を俯瞰し、冷静に判断、調整できるリーダーがいないのは80年前も今も体制は変わっていません。

そして3つ目の欠点が、「なんとかなる」という楽観思考です。戦時中でいえば国力差が決定的にもかかわらず、米国と開戦しながら、明確な終戦シナリオを用意していませんでした。2009年、新型インフルエンザが発生した翌年、大流行に備えた提言をまとめていました。保健所やPCR検査、ワクチン開発の強化など提言として並びましたが、結局たなざらしという結果になりました。

①明確な優先順位のない戦略

②縦割り組織の弊害

③根拠なき楽観思考

 

危機はコロナだけではない

日本は戦後、米軍に保護されていることもあり平和続きできました。敗戦で負った大きな反省から、国家が権力を持ちすぎないよう努めてきました。今後もそれで乗り切れるのなら、それに越したことはないのですが、残念ながら、コロナ危機は日本モデルの脆弱さを露呈してしまったように感じます。

真珠湾攻撃から今年で80年。覇権を狙うお隣の国の南シナ海の緊張を政府はどこまで冷静な判断を持って見ているのでしょうか。

いま改善しなければ、日本という国家の存亡に関わるというのに。

冷静な判断と調整ができる、ある意味忖度しないリーダーがこの国には必要です。そう思いませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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