EGBO BLOG

  1. ホーム
  2. エグボブログ
  3. 後継者の創業とは

後継者の創業とは

2021.03.02

第2創業

ケンタッキー ガソリンスタンド
サイバーエージェント 営業代行
エルメス 馬具販売
シダックス 給食
スバル 飛行機製造
セブンイレブン 氷屋
ソフトバンク 出版社
ダイキン 砲弾
ノキア ゴム長靴
ブリヂストン 仕立てや
ベネッセ 生徒手帳の製作
マクドナルド ミキサーの販売
マツダ コルク栓製造
ヨネックス 漁網の浮き製作所
ローソン 牛乳屋
しまむら 呉服店
資生堂 調剤薬局
全日本空輸 ヘリコプター輸送
東芝 からくり人形
任天堂 花札
日立製作所 鉱山の機械修理工場
松屋 中華料理店
DeNA オークションサイト(ビッダーズ)
DHC 翻訳
DMM レンタルビデオ店
IBM 肉切機
LINE ゲームコミュニティサイト
mixi 求人情報サイト
ZOZO 輸入CDのカタログ通販

有名企業の創業当時の事業

改めて、事業とは時代とともに変わるのだと考えさせられてしまいます。あと十数年、いや数年経つと社名も変わり今とはまた別の本業になっている可能性だってあるわけです。視点を変えるとなんでも良いからとにかくやり始めて、時流に合わせて事業も変えれば良いってことになりますよね。ほんと、諸行無常です。

それと同時に、ビジネスというものは最初からはうまくいく事業はないということを示唆しています。つまり、自分の価値を他者に認められ対価に変わるまでには右往左往しながら、労力も時間もかかるということです。

後継者の場合は

後継者が親の会社に入社した頃、すでにその事業はある程度成功し、安定している状態にある場合が多いです。後継者は現在の親の会社を点の視点で見ているわけですから、これを基軸として未来永劫続いていくという思考になってもおかしくはありません。

先の有名企業の事業の変遷から観察すると、後継者が今いる会社が現在の視点の延長線上に未来が本当にあるのでしょうか。残念ながら、そうは思えません。例えば、私が以前代表を勤めていた会社は現在、船舶関係のメンテナンスと流体制御を生業としていますが、創業当時はクリーニング屋でした。そんな事、誰も知らない事なんですが、先述したように、大企業ばかりではなく地方の中小企業でも事業の変遷は多く見られます。創業時は戦後の混乱期でしたから何をやってもある程度は稼げた時代でもありましたが、そのままクリーニングを本業にしていては長く続かなかったのかと思います。その時代の状況に合わせて、次に何を始めるかをいつも考えていたと先代は思いを巡らせます。

レンタルビデオ店から総合通信業

後継者が第2創業やベンチャー型事業承継を行うケースは最近よく見られるケースです。その会社の歴史を探訪し、自社のリソースを発見することで新しい事業のベクトルを固めるヒントにするという考えもあります。これは一概に間違っているとは言い切れませんが、上記事業の変遷を目の当たりにすると、必ずしもそう言った方法での事業転換ばかりではないということに気付かされます。ある生物が突然その生態を変異させるかのように、事業も突然の誰かの発案で変異することがあります。

地方都市のレンタルビデオ店がファミコン販売に鞍替えしようとした。その時にたまたま出会ったアダルトビデオの版権ビジネス。そこを基軸にして急成長。今では日本を代表する総合通信企業になってます。ここでも、最初から狙ってやったのではなく、日常から少し踏み出した小さな行動から次のステージに乗ったということが言えそうです。そうです皆さんも一度はお世話になったことのある会社、DMM.comです。

親の事業を守るのは善なのか

結局は後継者は、自分が何をしたいのか?自分のときめきや情熱のようなものは何か?ここのところを追求していく必要があるのではないでしょうか。かく言う私も後継者時代は、親が築いた構造物を大切に守って次に繋げることが天命くらいに思っていたわけです。そりゃそうです。物心ついてから先代の事業の中に育ち、まごう事なく事業と家を信じて、次世代に増やして託すことを優先に考えてきたわけですから、自分がしたいことなんて知らないうちに犠牲にしてきた事をつい最近になって知ったくらいです。なかなか人生をかけてやりたい事業を問うても即答できる後継者は実際のところ多くはないというのが現実です。

先日、とある後継者から「家業が製造業をしています。時代遅れの業態でさらに親の事業に興味がなく、なんとなく継いだけど将来不安でたまりません」という相談をいただきました。聞くと、その彼、趣味は昆虫採集です。良い歳して昆虫採集か笑、というツッコミはなしです。お話を伺うと「お前ファーブルか!?」ってくらい詳しい。それを事業に活かせないのかと問うと「自分の趣味と本業は違う。趣味を事業にするなら何も自分が親の会社にいる必要がない」という。
本当にそうでしょうか。いくら時代遅れの製造業で興味がないにしても、何か強みはあると思いませんか?家業が持つ強みと自分の専門性を掛け合わせてSNSで拡散すれば、やりようによっては今の事業に肩を並べるほどの売上シェアもあると思うのですが。これもやってみないとわかりません。自分の好きなことがあれば本業とはかけ離れた事業でもコツコツと小さなことから始めていく勇気が必要です。なによりそこまで没頭できる趣味があると言うことは恵まれた才能です。自信持って推します。

起業家さんの共通点とは

周りの若い起業家さんを見ていて思う共通点は、好奇心旺盛。とにかく、なんでも知りたがる。話の途中で気になることがあれば「それ何ですか?」「どうしてですか?」と子供みたいに聞いてくる。面白そうな映画や本の情報があればその場で注文したり、とにかく自分の好きなものに対する行動は驚くほど早い。その反面、自分の興味のないカテゴリーに話題が及んだら、「お先失礼しまーす!」ってその場を後にしたり、スマホいじり出したり、まったく忖度しない笑。

興味があればすぐに行動する。これが重要だと思います。大きな行動に出なくても、小さな行動を繰り返すことでセレンディピティ(予期せぬ出会い)に遭遇することだってあります。歴史はそれほど早く動かない。時間をかけてでも小さな行動を起こすことが重要ではないでしょうか。

ご依頼・お問い合わせ

新後継者育成講座のご相談