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会社は生き物

追放される

私は元後継者で、経営者でもあった。
会長の父と大喧嘩して、会社を去った。
正確に表現すると「父から追放された」が正しい。
お金だけでなく、金融機関はもとより懇意にしていた取引先や社員。
そして地位や名誉、権威といったものまで全て失くした。

「戦う」という選択もあったが、
「失う」という道を選んだ。
失くしたものはしょうがない。
恨んでもしょうがない。
自分の人生だ。
また、ゼロから作っていくしかないと、
神戸で再起をかけることにした。

あれから2年

2年と少しが経って、
生活も仕事も落ち着いてきたころ、
実家に帰省した。
父の経営する会社は実家から、
わずか1kmほどしか離れておらず、
2年ぶりに会社の前を通った。
会社の「壁や容姿全体」を見て感じたのは、
「停滞」だった。
サラサラと流れる川に対して、澱んだ池だ。
もちろん、先入観がそうさせているのかもしれない。

会社を去るころから心配していた事は、
「高齢経営者とイエスマン役員で会社がうまくいくのか?」という事。

自分が起業して改めて体感したことだが、
これだけ目眩く変化が激しい世の中で、
立身することがいかに大変であるか、
企業という生き物が、
旧態依然と変わらない思考と体制で、
そのまま追従できるのか心配でもあった。

虫の報せ

それから夏の盛りを目前にしたころ、
ある予感がした。
私はオカルトやスピリチュアルなど興味はないが、
幼少期から「第六感」のようなものがあって、
突然ザワザワ感に苛まれたり、
リアルな夢をみて、
それが現実になったという事は、
一度や二度ではない。

緊急事態宣言の落ち着きを見せたころ、
仕事をしていると突然、
ザワザワと「なにかが起こる」と胸中で激しく騒いだ。
4月の上旬だったと思う。
(結果論だと言われそうだが、いつも書いているEverNoteの日記を公開しても良い)
いつの間にかザワザワは消えて、すっかり忘れていた。
それから少し経って、虫の報せがあった。
あの時のザワザワが的中した。

会社は生き物だ

生命の集合体が会社という箱に命を宿す。
あの時、箱から感じた「停滞」は、
死を覚悟するほどの絶望だったのか。
上司が、
役員が、
経営者が、
変化に気づくことができなかったのか。

最悪のことが起こってしまった。
私が去って、
自分はなにを残せたのだろうか。
何に問題があったのかを徹底的に追求して、
経営者が役員が謙虚に反省しないと、
必ず次の犠牲者が出るはずだ。

死者や病人、
不幸な人を出すところなんて、
会社じゃない。
みんなが経営者と一緒に夢を見るところが会社なんだ。

そう思うと、
責任の一端は自分にもあるかもしれないと、
なんとなく感じてしまう。

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