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新入社員はデジタルくんです。ドウゾヨロシク。

2020.12.26

後継者

日々の業務もアナログとデジタルの両面の使い分けを把握する時代になってきました。

こう考えると、毎朝お茶入れてくれて、ルーティン業務を勤めてくれている「30年勤務のベテラン事務員さん」をあなたはどう見るでしょうか。

アナログとデジタルの両面で見るということは時には冷酷な判断を迫られるということです。この見極めは経営者や後継者には突き刺さりますよね。

 

 ルーティンという功罪

日本人は江戸時代より、与えられた条件の中で工夫を凝らしながらコツコツと努力を重ねることを美徳としてきました。当時、石高制が取られていた日本では、土地の広さや質ではなく、そこで収穫できる穀物量が年貢の基準であり、その土地の大名の地位の高さになっていました。このコツコツと努力を重ねるルーティンが見直される時代になっています。

歴史のある会社であれば、業務の中にはルーティン(特定の行動の習慣化)と呼ばれるものが、いくつかあるのではないでしょうか。例えば、新入社員が上司から引き継いだ業務を愚直に倣い、コツコツ工夫を重ねることで効率化し、自分の仕事として定着します。会社ではできる新人と評価され、それに喜び仕事も慣れてきました。すると過去からのやり方そのものを正当化し、疑問視する課題発見意欲から疎くなり、(いわゆる思考停止)その結果、非合理的な単純作業が当たり前の風景になっていく。

このルーティンですが、習慣化や特定の決められた儀式のような日課はやる気スイッチの切り替えや集中力を高める動作として重用されます。しかし、場合によっては慣れ親しんだ日々の行動は思考停止を招く危険な行為とも言われます。

毎朝、同じ動作で粉末のコーヒーをカップに1.26杯と75.6度のお湯で3分間で淹れるなどこだわりの行動がオフからオンに切り替えるスイッチになったりするのはよくわかります。しかし、この慣れ親しんだ行動を常に疑問を持ってもう少し温度を上げてみようとか、抽出時間を長くしてみようなどの思考は、慣れ親しんだ思考のままどこかで止まってしまいます。

毎朝のコーヒーであれば深刻になる必要はありません。しかし、日々の業務においてルーティン化されている現状を目の当たりにすると、改善の余地は余りあるのではないでしょうか。これがルーティンの功罪です。

日々のルーティンを見直す

今、終身雇用・年功序列という制度が崩壊し、少子高齢化で労働力が不足する中、この状況がどこまで続くのでしょうか。いったん慣れた仕事に従事する社員は思考する努力を怠ります。いや、その努力が自分の首を絞めることを知っているので、課題解決から逃げようとするのです。

そこで、慣れて飽きてしまうルーティン業務はデジタル君にお任せです。キャリアパスを用意する必要もありません。もちろん福利厚生など不要で、メンテナンスの時間以外は、24時間365日働かせることもでき、ミスもしません。文句も言いません。

こんな試算があります。平均的な初任給を得ている新入社員を、24時間働かせ続けたらどうなるか。最初の1ヶ月間で、その新入社員には深夜残業代も含め、約111万円にものぼる給料を支払うことになります。

しかし、実際にはそんな事態に陥らないでしょう。なぜなら、その新人が働き始めて6日目の朝8時を迎えた時点で、労働基準法違反で経営者が罪に問われることになるからです。人間しかできない業務、デジタル社員に任せる業務。切り替えの準備が必要です。

一部抜粋「デジタルレイバーが部下になる日」著 池邉竜一

 

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