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株主総会、しないとやばいことになる

中小企業の非公開会社で後継者や経営者の方々にぜひ知っておいてもらいたいのが、株主総会です。株主総会を開催していない中小企業がいかに多いことか。驚きです。

株式の100%をオーナー社長が所有している場合は問題になりませんが、身内や社員など複数の株主が存在する場合には株主総会をやっておかないと痛い目を見ることになります。

前社で私が経験した痛い話をしましょう。

ワンマン社長の父と役員Aと役員Bがいました。ワンマン社長は仕事は熱心ですが、規則や法令は無頓着です。父は役員Aとはウマが合いますが、役員Bは苦手に思っていました。お互い因縁がある訳ではなく、ただ単純に性格が合わない。だから会話がなく、いつも余所余所しい感じがしました。

役員Bは母の妹の旦那。つまり私から見ると叔父なわけです。腐っても同族なんだから、もう少し気を遣えよといつも内心で思っていました。しかし、ワンマンな父は同族だろうが何だろうが嫌いなもんは嫌い。いっこうに改善する姿勢は見せません。

顧客と役員B(叔父)との間にトラブルがあり、それに激怒した父は役員Bを解任します。ある日突然、叔父の席が空白になりました。

厄介払いできたことでご満悦の父でしたが、ある時一通の内容証明郵便が届きます。

そこには、

 

貴殿より、〇〇年度定時株主総会の招集通知が届きません。
下記の住所までお送りくださいますようお願いします。
株主総会が開催されない場合は、
総会不存在が確認された場合は決議無効確認請求あるいは、決議取消となりますので留意ください。

 

とありました。

慌てた父は、血相変えて決算書と期日の過ぎた招集通知と委任状を送ってました。提訴されたら100%負けます。

結局、決議取り消しの申し立てなどはなかったのですが、いつまた内容証明郵便やどこかの弁護士事務所から通知が送られてくるのかとびくびくしている父の姿見るのは、はっきり言って気分が悪いし、ダサいです。

自分の都合でクビにしたんなら、報復されることも承知の上ではないか。虚勢を張ってるけど内心はいつもびくびくしてる。

歴史の独裁者は全員小心者だった。ヒトラーも織田信長もいつ寝首をかかれるかもしれないと警戒するあまり、猜疑心や恐怖で次々に側近や反抗勢力を抹殺するさまはワンマン社長も同じ心理。

話が逸れましたが、会社と社員を守るためにしておかないといけない重要な一つが株主総会の実施なのです。

それから定期的に株主総会を開催する会社に成長するきっかけにはなったのですが、ほか役員や家族、社員に醜態を晒す代償は私は大きかったと思っています。

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