言いたくないけど、お話しします

2020.12.31

かなりデリケートな内容なので、公開するのを躊躇してました。

 

2020年4月。新型コロナウィルス感染拡大防止に向けた、

非常事態宣言が発令されるころ、

ザワザワ胸騒ぎがした。

嫌な予感がする。

このザワザワが襲ってくる時は、

いつもろくな事がない。

 

添山という工場長がいた。

私はこいつが好きだった。

頼りないけど、素直でウソがないところが好きだった。

工場長という管理者には、どちらかというと適任ではないが、

私は責任や肩書がその人の格を作るという信念を持っているので、

自信を持って、工場長という責務につかせた。

頼りなさげなところも残しながら、少しづつ成長していく様を楽しみにしていた。

私が会社から去って2年が過ぎ、音信不通になった。

そんな時、あのザワザワがやってきた。

 

添山くんがが自殺した。

 

社長の座に就いた義兄の娘婿が、

添山くんを執拗に追い込んで、

死に至らしめたと聞いている。

 

娘婿あてに遺言をのこして、

工場の4階の窓から飛び降り、

この世を去った。

2020年7月25日土曜日の暑い夕方だと教えられた。

 

窮地に追い込まれて苦しい時、

なんで相談しに来なかったのか。

悔しい。

 

彼が亡くなる3ヶ月前に下記の記事をamebaブログに投稿していた。

 

 

僕が以前、社長をしていた頃の社員の皆さん

愛と感謝の気持ちを贈りたいと思います。

 

社員の誰もこの記事を見ないかもしれないし、

見て欲しいとも特に思わないが、

 

いかに自分が幸せで優秀な社員に恵まれ、

支えられてきたという想いを表現したい。

 

まず、

 

添山くん。

 

愛称はゾエ。

 

すごくいいやつなんです。

 

ちょっといじられキャラでもあるのですが、

 

頭が良くてとにかく真面目。

 

真面目で勤勉なんだけど、

 

融通が利かない、

頑固、

要領が悪い、

などなどです。

 

なんとも要領が悪い残念なエピソードがあります。

 

僕、社長とサシでランチするという企画。

 

社員の誕生日にランチに行って

好きなものを社長がご馳走するという企画。

 

彼はこの日を指折り数えて楽しみにしていました。

 

指定するお店は街では知る人ぞ知る最近できた人気の鰻屋さん。

 

そこの3800円の「特上うな重」が彼の目当てです。

 

僕はすでに予約を入れてるもんだと思っていましたが、予約どころか

場所もうろ覚えの状態なんです。

 

そこで迷った挙句到着した頃には満席でアウト。

 

次の候補が近くのレストランですが、経営者が変わっていて形態が

ハンディキャッパーを支援する団体のお店になってました。

 

ランチメニューは豚しゃぶサラダ定食かカレーの2種類のみですビックリマーク笑い泣き

 

カレーは時間がかかる(なんで?)というので豚しゃぶにしたのですが、

それでも、30分ほど待たされた上に、やっと出て来たと思いきや、

配膳する目の前でひっくり返される始末。

 

午後からの就業に差し支えるので二人で大急ぎで食べました。

 

こういうところが添山くんなんです爆  笑

 

もう少しずる賢く要領良ければ、3800円の特上うな重が580円の

豚しゃぶ定食にならずにすみました。

 

でも、僕は上辺だけの要領がいい人間より彼のように素朴で真面目

でちょっと抜けてるところもあるやつのほうが好きです。

 

本当に良い社員に恵まれて幸せだった。

 

元気にしているだろうか。

 

 

おい、ゾエ。お前今どこにいるんだ?

うなぎ食いに行くぞ。