大塚家具の親子ゲンカは自作自演?

2020.12.30

大きくなりすぎた母体を切り離して、Goodは残し、Badを売る。

はじめからこのシナリオがあったのではないか。

 

創業家から離れた大塚家具ですが、事業承継の分野においては、

大変勉強させていただきました。

 

大塚家具の身売り騒動をユニークな視点で捉えてる記事(JBPress)を紹介します。

 

かなりうがった見方にはなってますが、鋭い視点です。

大塚家具の親子ゲンカには当初からシナリオがあったというんです。

親子ゲンカが表面化する前、

すでにニトリやイケアに押されていた大塚家具は、

収益が大きく悪化していました。

 

あの2014年の派手な親子ゲンカは自作自演だったという見方もあるのです。

 

つまり、あの時点で切り離す計画ができており、

大きくなりすぎた大塚家具を娘の久美子社長が担当し、

数年かけて他者へ売却。

そして父親の勝久氏は自身で新会社「匠大塚」を創業。

 

久美子氏に追い出された格好の勝久氏は、

創業の地である春日部市を拠点に新会社「匠大塚」で、

従来型の会員制・高級家具販売を続けている。

 

「古いやり方」の匠大塚は、順調にビジネスを拡大している。

「新しいやり方」の久美子社長率いる大塚家具はヤマダ電機へ売却。

 

今回は実験という位置付けもあったのではないか。

古いやり方か新しいやり方か試してみて、

ダメな方を切り離す。

 

将来性のある事業を継承するグッド・カンパニーと、

不良資産・不良債権を継承するバッド・カンパニーに分けるのは、

事業再生の常套手段です。

 

こう見ると、勝久氏の匠大塚が「Good」、

結果的に久美子氏が引き継いだ大塚家具が「Bad」になります。

 

51%で43億円とかなり買い叩かれはしましたが、

在庫と借金を抱えた大塚家具の売却と、

勝久氏の保有する大塚株の売却には成功した。

 

これで身軽になったGoodの匠大塚が成長軌道に乗れば、

めでたく「再生完了」である。

来年の秋あたりに久美子氏が匠大塚に役員として、

迎えられる日が来るに違いない。